今年も台湾に行ってきました。天候にも恵まれて,すごく楽しめました。暑かったけど。
台湾訪問は,もう10回以上になります。日本で手に入るガイドブックにはあまり載っていないようなところを訪ねて廻ることが増えました。中でも,廟巡りと夜市巡りと老街巡りは外せません。
老街(ラオジエ)というのは,清朝や日本統治時代に造られた古い街並みが保存・補修されていて,時代がかった昔風の商店街として今も賑わっています。埼玉で言うと,「小江戸・川越」みたいなイメージでしょうか。
今回は日程が短かったこともあり,ずっと台北近辺で過ごしましたが,それでも,割と珍しい老街を幾つも訪ねることができました。
たとえば,石碇老街は,川沿いにへばりつくようにして通路と建物が積層状に連なって続く不思議な構造です(「吊脚樓」と言うそうです)。こぢんまりした老街ですが,石造りの建物が美しい自然の中に溶け込んだ独特の風景で,気持ちだけはとても涼やかになりました(暑いもんは暑い)。
もちろん,皮蛋や青菜(空心菜)や三層肉など,美味しいものでいっぱいでしたよ。
あぁ,こんなことを書いているとまた涎が……。
石碇老街からやや台北方面に戻ると,深坑老街があります。こちらは少し観光地化されていますが,その分,整備された赤煉瓦の美しい街並みと活気を堪能できます。
台湾の暑い夏には,かき氷がとにかく美味。しかも,深坑老街にある「阿珠芋圓」のかき氷は,私の大好物の芋圓がモチモチで最高!ってだけはなく,なんと,かき氷と黒糖シロップがおかわり自由なんです!! 一体,何杯食べたことか。
日本にはもうほとんど残っていないような日本建築や日本風の街並みが,台湾では大切に保存されて今も現役で使われているのを見ると,なんだかとっても温かい気持ちになります。
……そう。あくまでも気持ちだけで,体はもともと暑くてたまらないわけですが。
などと思っていたら,このところの日本の暑いこと暑いこと!
この暑さだったら,そこら辺の道端でかき氷屋さんをやれば絶対売れると思うんですが,見かけませんよね?
もちろん,日本では様々な法規制があって,かき氷屋さんをやるのも決して簡単なことではないのです。
台湾風かき氷屋さんの開業なら私が協力しますので,どなたか浦和でやりませんか?
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しょうこ (木曜日, 31 7月 2014 15:24)
先生、こんにちは。お久しぶりです。台湾の魅力的な写真と記事に惹かれて、またまたふらりとお邪魔しました。私も台湾の廟や老街が大好きです。台湾の廟は、地域の人に本当に大切にされていますよね。いつもお線香の煙が漂って、おじいちゃんやおばあちゃんが集まってのんびりお茶をしながら話し込んでいたりなど、ご近所さんの交流の場にもなっているようで、本当にあったかいんですよね。最近、本当にネオン街のようにきらびやかな廟もあり、私なんかはちょっと引いてしまうのですが、信者の方々が選んだ結果であるので、ま、これもまたよし。逆に台湾の方の伸びやかさや大らかさを感じるところでもあります。
ちなみに、私は日本の神社も大好きです。しんと静まりかえった静寂さ、身が引きしまる思いがします。先生は、いかがですか?
bengonin (金曜日, 01 8月 2014 00:46)
しょうこさん,こんばんは。
私も神社が大好きですよ。お寺も好きですし,教会なんかも素敵ですね。旅先で出会うと必ずと言ってよいほど立ち寄ります。
どこも人が人でない何かを求める場所なんですが,だからこそ人の色々な想いを強く感じます。不思議ですね。
また,いつでも遊びに来て下さい。